薪の種類について
薪は「軟材(杉・松など)」と「堅材(樫・楢など)」を使い分ける事が理想的な使用方法です。乾いた「軟材」は火をつけた後すばやく発火し、温度を上げることが出来ます。それに対し「堅材」は長時間の燃焼に向いています。一旦適温に達した後の保温や一晩中家を保温したい場合等に最適です。
薪の水分率について
燃料として使用する薪は水分率15%~20%前後の乾燥した木が望ましいです。新しくとってきた木には、種類にもよりますが60%〜90%もの高い水分が含まれます。乾いていない、または湿った薪を燃やすとタールの発生量が増えると共に、煙道火災※の可能性も高くなります。市販されている薪用含水率計などを利用すると安心です。
※煙道火災とは、煙突内部のタールに引火して煙突内部が燃え上がる現象。 煙突の表面温度が上昇し、場合に寄っては近辺の可燃物の発火を誘引する事がある。
燃焼効率について
エネルギーがどれだけ熱に変換されたか表す割合を燃焼効率といいます。
薪ストーブの場合、薪をどれだけ無駄なく燃やせるかは非常に大事な要素です。当店の取り扱う薪オーブンキッチンは鋳鉄で出来たボディと燃焼室内の専用レンガで非常に高い燃焼効率で薪を燃やします。その証拠に燃え尽きた炭は水分の抜けたかなり脆い状態になります。